In Yokohama Chinatown.

横浜中華街にて。


横浜スタジアム側から中華街に向かうと、この門の向こう側が中華街のメインストリートです。この通りを行くと、山下公園に至ります。

横浜中心地の地図(関内、中華街、山下公園周辺)。

 平成15年2月2日にみなと未来のパシィフィコで、自衛隊の演奏会がありました。懇意にしてもらっている取引先の計らいで入場券を頂いたので出掛けて来ました。海上自衛隊、陸上自衛隊、在日米陸軍軍楽隊、防衛大学校儀杖隊など演奏、演技でした。

 さすがに自衛隊主催の演奏会、最初は全員起立での君が代の演奏からでした。演奏はさすがに軍人とは言え、プロです。華やかなブラスの音を堪能させてもらいました。

 それから・・・防衛大学校の応援団の演技もありました。競技会での軍艦マーチでの応援、あれをやられたら対戦相手は轟沈でしょう。国立大相手ならまだしも、私大相手には禁手だよなぁ(笑)。ちなみに私は私大出です(自爆)。それから私も中学、高校はブラスバンド部でした。

 演奏を楽しんだ後で、中華街で食事をすることになりました。別に目当てのお店がある訳じゃなかったので、ぶらぶらと・・・(笑)。お財布も軽い(いつもの事です)ので、安い所を探しながらです。バブル崩壊後の中華街のコース料理はだいぶ安くなりました。以前は五千円じゃ、良い物は食べられないと言われて・・・。一万円が当たり前でした。

 それが今じゃ、五千円出せば当時の一万円コースより内容が良いんだから(笑)。三千円コースで充分に中華料理のコースが堪能出来ます。なんと、三千円でふかひれコースまであります。中華街もデフレの影響か、顧客志向へと考えを変えて来たようです。

 ぶらぶらと歩きながら、二千五百円、二千円なんてコースの看板を見ながら歩いていました。今日は二千円コース(現実的にコースで、この値段は私の最低記録です)にしようと思っていました。でも、あるもんですねぇー、驚きの格安!!。店の前に千円のコース料理の看板、実際本当に驚きました。

 だって、ラーメン屋さんでもチャーシュー麺やトッピングをお願いすると千円なんて事もある時代です。千円コースで兎も角、五品・・・驚きでした。こんな看板を見たらB級グルメの私としては試して見るしかないと思って、即座に決定です。以前に一度入った事のあるお店で、その時は三千円のコースをお願いしました。特別に美味しいお店じゃなかったけれど、不満はない味付けです。

 千円コースのメニューは、バンバンジー、きくらげと卵の炒め物、春雨と牛肉(ちょっとだけ)の醤油味の煮物、水餃子(一人一つ)、ラーメン(素ラーメンだけど高菜、ザーサイ、挽肉のトッピング)、杏仁豆腐でした。

 男二人だったので、この他にビールを3本・・・結構楽しめました。わずか千円でコース料理、材料には文句は言えないけれど、スープは美味しかったです。ラーメンのスープはみんな飲んじゃったし、バンバンジーの鶏肉を乗せれば鳥そば。春雨を入れれば、気分はふかひれそば・・・(爆笑!)。こんな食べ方を考えるんだよね、B級グルメの面目躍如でしょ!(自爆)。

 料理の味の方も平均点以上でした。とんでもなく高いのも食べた事がありますが、値段は素材と手間の違いだけです。基本はスープなんですよね。高いのも安いのも使うのは、同じスープなんだから。

 中華街は奥が深いです。メイン通りの名門店、ちょっと奥に入ったお店にも色々あります。どのお店に入っても、大はずれがないのが、中華街の良さです。競争が厳しいから、大外れの店はすぐに淘汰されちゃうからね。

 このコラムには、お店の名前はあえて、書きません。どうぞ、ご自身で探してみて下さい。二千円以下で、それなりに楽しめるお店が増える事はB級グルメとしては大歓迎です。今回、店名を書かない理由は料理に不満が有った訳ではありません。きっと、この値段でこのコース内容を考えた料理場の人は苦労したと思います。この値段では儲けはたかが知れているから、リピーター狙いか話題作りが狙いと思います。理由は唯一、接客に難があったからです。

 安い注文の人は、さっさと食べて早く帰って・・・あからさまでした(笑)。多分、経営者の奥さん・・・気持ちは分かるけどねぇ。料理の皿もビールもすぐに、さげる・・・(爆笑)。席を待っている、次のお客が来たみたいでした。

 私達も入る前に、「これは話の種、美味しかったら一品料理を頼もうよ!」、なんて話していたんだけどね。最後は、顔を見合って苦笑い、興ざめでした。会計は二人で四千円足らずでした。帰り際にこのコース内容を考えた調理場の人に、それ以上の心付けを置いて行きたかった(笑)。

 商売って、難しいよね。せっかく安くて美味しいものを作っても、接客一つで、ぶち壊しだもの。良い物を高く売る、安い物を安く売る、これじゃ、当たり前。でも、高いものを高く売るだけじゃなくて、お客の心の満足を得る。高級と言われる所はこの満足させるノウハウが有るからね。

 安い物を売っても顧客の満足を得る・・・これが一番難しいと思います。そして、そういうお店には接客のノウハウが無いのが弱点だと思っちゃったね(笑)。お客は味だけじゃなくて、ムードだとか、もてなしだとか、そこに居る時間など、すべてに対して対価を支払っているんだよね。値段が値段だけに、無理を言うつもりはないけど、落ち着いて食べたかったなぁ(笑)。男の二人連れ・・・長居する客じゃない筈なんだけど。

 もう少し頑張って、接客態度を勉強して欲しいなぁ、このお店。千円のコース料理は、きっと話題になると思います。話題になって、お客が来たら、そこからが勝負でしょう。もし中華街へ行ったら、是非、このお店を探して千円コースを試して見て下さい(笑)。今回体験した接客態度は、私達だけの事だと思いたいです。


追加記事。

 一人5万円(飲物別)のコースも体験したことがあります。お店は華正楼です。中華街でも1、2を争う名門店です。人数は70名くらい・・・大人数の会食でした。ライオンズやロータリーが一般的じゃなかった頃に地元の有志で作った地域貢献の会の解散の為の会食会でした。創設当時のメンバーが高齢化した事と後継者がライオンズやロータリーに参加した事で、この会の意義は達成されたから発展的な解散となりました。貯まっていた会費をこの会食会で全て使ってしまおうと・・・さすがに人生の達人たちの会です(笑)。

 さすがに料理は最高の素材、最高の盛り付けで出て来ました。スープは冬瓜をくり抜いた中に入れられて出てきたり、鮑のクリーム煮も鮑が一人に一つづつ入っています。鮑はクリーム煮にしなくても、刺身で食べられそう(笑)。フカヒレも大きな姿煮が一人に一つづつ・・・さすがに贅沢の極みです。こんな贅沢なコースもあるんだ、なかなか出来ない体験をしました(笑)。

 しかもテーブルの他のメンバーは高齢の方達ばかりです。出された料理も余り食べず(食べ切れないのか?)若い人(私の事です)は、どんどん食べてと私の前にお皿が沢山集まって来ます(笑)。残しても悪いので、フカヒレも3皿も頂いてしまいました(笑)。

 このコースになると取り分けも全て、お店の人がしてくれます。私が一番若い・・・給仕係を覚悟していましたが、VIP待遇を味あわせてもらいました。テーブルに一緒に居た方達は私の父母の世代の方達ばかり、皆さんが有力企業の創業者のご夫妻でした。中華料理の珍味、珍品と言われるものが、次々と出されても、驚いて喜んでいるのは私だけ(笑)。人生の成功者は懐だけじゃなく、心の奥行きも大きいものだと再確認しました(自爆!)。

 出されたお酒も、年代物の紹興酒です。ガラス瓶に入っているのではなく、陶器の容器に入っているのが出されていました。口当たりもまろやかで、最高でした。お店の人が説明してくれましたが、詳細は忘れちゃいましたが(笑)、かつて田中角栄総理大臣が中国へ行った時に出された銘柄と同じ・・・そんな説明だったような(笑)。北京ダックとこのお酒、誰が行っても国交正常化の握手をしちゃいます(笑)。外交での料理のもてなし、役割は大きいものが有ると思いました。

 仕事上での会食は、いつも気を使って食事を楽しむという気持ちにはなかなかなれませんが、今回は心から楽しんでしまいました。料理もお酒も最高でしたが、一緒のテーブルの方達の話も最高でした。長くなるので要約すると、自分達は成功する事が出来たが、それは周りに助けられたからだと。だから、苦労している若い人達を助けてあげたいと言うものでした。助けてあげる、あげないの判断基準は厳しいと思うのだけれど、自分の利益を中心に置かない判断基準を持っている人達が居る、横浜って良い街だと思います。

 横浜のエンジェル、私もそんな気持ちを持てるように頑張りたいと思いました。それにしても人生の達人達、きっと自分達も凄く苦労しただろうに、そんな事は一言も口にしない方々でした。


 閑話休題。


 それから小さなお店なんだけど、海員閣はいつも長蛇の行列です。今回も行列の最後尾につく根性がなくて見送ってしまいました。次回に行った時には、時間が掛かっても並んで食べてこようと思います。

 中国四千年の歴史、中華街の奥は本当に深いです。横浜開港記念祭のページの最後の方と、このコラムの酢豚(笑)のアイコンから横浜中華街のホームページへリンクを張っておきました。

 地元横浜のお客を大事にしないお店には将来は無いでしょう。観光客のような一度限りのお客相手じゃ、尻すぼみです。ディズニーランドの強さは、リピーターが支えているんだよね。中華街だって、入場料こそ取ってないけれど、中華料理のテーマパークだと思うんだけどね。そしてお店一軒、一軒がアトラクションです(笑)。

 地元で好きな中華街だから、少し苦言も入ってしまいました。名門高級店があって、中級店があって、庶民のお店があってこそ中華街だよね。経済情勢や顧客の流れなど、ちょうど中華街も過渡期なのかも知れません。

でも、いつまでも横浜の中華街は不滅です。




 追記(2004/05/16)。

 最近また中華街で食事をする機会がありました。もちろんB級グルメの私は激安コース料理を探して…(笑)。以前の千円コースには懲りたので、今回は2〜3千円程度のを考えていました。今回はフカヒレのスープ付きが条件です。お昼前だったのでほとんどのお店は、まだ空いています。海員閣だけは、やはり行列でした。

 メニューの看板を眺めながら歩いていると、1800円のコース料理が目に付きました。大通りからチョット入った所のお店です。スープはフカヒレとキノコです。クラゲとチャーシュー、鶏肉の前菜、えびチリ、豚肉とカシューナッツの炒め物、シュウマイとチマキ、イカと野菜の炒め物、チャーハン、桃饅頭、杏仁豆腐までついて、この価格です。

 初めて入るお店でしたが、今回は大正解でした。えびチリのえびも比較的大きなえびでプリプリ、美味しかった(笑)。安い小えびの剥き身なんかを使う所もありますが、ここは違っていました。他の料理の味も、なかなかのものでした。

 ビールを2本頼んでも、二人で5千円でお釣りが来ました。この値段で、満足いく味と分量。最高でした。本当に大満足でした。これだけの料理で、この価格。こんな経験をしてしまうから、中華街の散策は楽しいんだと思います。

 大通りに面した一流店も良いけれど、本当のお値打ち店はチョット入った所にあるものです。どうぞ、大満足の一軒…探してみて下さい。




関帝廟、中華街の中にあります。隣が中華学校、龍の舞が有名です。

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